8050課題(収入の変化)

親や80代、子どもが50代という世帯構成は、長寿命社会となった日本においてごく普通に見受けられるようになりました。団塊世代の増加とともに、この世帯構造を「8050問題」と言われるようになり、今まさに多くの課題をもつ世帯構造になっています。


これまで親も子も現役世代として、継続的かつ安定的な就労が行えたことで、経済的な余裕や家事など含む生活行動も互いに協力し合えるという安心できる暮らしが存在していたなか、親の退職や年金のみの収入となり、加えて介護を要するなど生活の変化が訪れます。親の生活変容は多くの人が想定をし、その備えを親自身が整えていることは少なくないのですが、「8050問題」は、これにとどまらず、

子どもの暮らし方が影響をしてきます。


50代の子どもが、勤務先の事情や持病の悪化などで仕事を辞めることになったり、もともと親の収入を頼りにしていた生活のため、自身の生活そのものを大きく変えなくてはならないなど、若年時代からの暮らしから様変わりを求められる場合が出てきます。


例えば、親子2人暮らしの世帯で、親が年金収入200万円/年に加えてアルバイトで80万円/年だったとしします。子が、給与収入400万円/年とした場合、世帯収入は680万円。2人でこの収入であれば、日々の生活は特に問題なく過ごせると思います。


しかし、親が仕事を辞め、介護や医療の支援を受けるようになった場合、親の年金収入200万円/年の約2割~3割は医療費や介護費用への充当が必要となるとします。これに加えて、親の介護等で子の就労状況も変化し、給与収入が減り350万円/年とし、これまで使うことのなかった医療費や介護費用が約30万円/年と考えますと、世帯収入は520万円。


一見すると世帯収入が520万円もあるから生活を大きく変えることなく、過ごせるかもしれないと思いますが、ともに元気に就労

し生活したいた頃と比較すると、-160万円です。毎月13万円近くの収入が減ることに生活の変化が生じないはずはないと考えます。この減収は改善する可能性がとても低く、生活設計の見直しを行っていく必要となります。


減収だけではなく、ひとりっ子であった場合などは、子どもがワンオペで親の介護に関わるため、心身の負担も負うこととなります。


それなら、介護施設にお世話になればいいのではという声もあります。施設の毎月の利用料は15万円~20万円程度だとしても、親の年金をほぼ使用しないと介護施設利用は難しいといえます。


親の立場、子の立場それ


ぞれに備えを必要としていると思います。財産の大小ではなく、自らの人生が最後まで安心したものとしていくための備えを、ご家庭のご事情に合わせて考えていく必要があります。


長寿命社会を迎えたなかで、どのような備えが自らの安心としていけるのか、ご家庭の中で有益な情報を得ながら考えて話し合っていかなければいけないと考えます。





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