人の暮らしに関わる上…。

昨年暮れに、ご縁を一昨年からいただき、2年目となる介護支援専門員実務者研修等の「介護支援専門員の倫理」の単元を受け持たせていただきました。

昨年も介護支援に関わる専門職による、利用者との金銭含む財産に係る事件等が報道されました。その被害は数千円の現金から家や土地を巡る事態もあったようです。目に見える被害は、その報道等で知ることはできますが、被害にあわれたご本人やご家族、また、加害者の周囲の人たちなどに与えた影響は、想像に耐えないと思います。

介護支援専門員としての倫理は、すでに関係団体の倫理綱領などにも定義されており、紹介もさせていただきました。ただ、私は、哲学や宗教家ではなく受講されていた皆さんと同様に実務者としてお話をさせていただきました。

おそらく、多くの専門職が「倫理」観をもって職務に従事をされていることと思います。しかしながら、その与えられた役割そのものとは別に、私個人の経験や考えと倫理観が多少なりともぶつかり合う瞬間というのが存在することもあるのではないでしょうか。

こうした葛藤を職場の仲間や同僚に相談することもあるかと思いますが、できれば、他の業種や専門職にも相談し、別の視点からの意見をもらえるような機会(事例検討会など)を活用するのもよいかと思います。

私たちは、人の暮らしに関わりをもつわけです。お金や不動産など目に見えるものだけが財産ではなく、本人の暮らしへのこだわりや大切にしている物や人、時間も財産です。すべて満遍なくとは難しいかもしれませんが、本人の財産を守り、その上で、本人のもつ力に働きかけ、必要なサポートを提供していくことができれば幸いと考えます。

人のお金や暮らしに関わることは、ライセンスを所有しているからできるものではないこと、その求められる役割について、悩んだりしながら、1人ずつその人と関わることがとても大切なことではないかと思います。

介護支援専門員が、支援に関わっている対象者に身寄りがないということで、金銭を管理していたり、遺言書作成に関わっていたりする事案を耳にしたことがあります。ともすれば、いらぬ疑いを持たれることだってあるわけです。善意と理解されないこともあります。

研修では、こうしたときに「誰に相談していい分かっている」こと、より多くの専門職や社会資源を知っておくことが重要であると伝えました。人的ネットワークは何よりの財産です。人が暮らしていくには多くの人の手と知恵がその助けになると思います。

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